特別養護老人ホームこもれびの郷広報:こもれび新聞

■ 2015年3月号 ■


利用者様負担変更  施設長 宮林 大輔

既にご案内の通り、新年度4月より国の介護保険制度改定に伴い
利用者の皆様にご負担いただく利用料の変更がございますのでお知らせいたします。

今回の改定は、増え続ける社会保障費の伸びを抑える為に、
在宅で暮らしている方が当然に負担されている分を施設利用者の方にもご負担いただこうという考え方と、
一定の所得がある方にもう少し負担していただこうという二つの考え方に基づく変更です。
制度変更の趣旨をご理解いただき、ご納得いただきたいと存じます。
今回はその細則について決定がありましたので、お知らせをいたします。

まず現在お支払いいただいております居住費(お部屋の利用料)ですが、
4月より50円値上がりしまして370円/日となります。
これは、いままで頂いておりませんでした高熱水費をご負担いただくというものです。
但し、負担限度額4段階(住民税をお支払いされている利用者様)は
現行の400円から840円へと変更になります。(8月より)。なお、食費の変更はありません。

次に負担限度額の認定基準にも変更がございます。
こもれびの郷利用者様のご主人・奥様が住民税をお支払いになっている場合は
新たに認定の対象外となります。
今までいただいておりませんでした居住費や食費を新たにご負担いただく場合がございます。
また、預貯金の額が一定額を超えている方、
遺族・障害年金を受給されている方も同様に新たに対象外となる場合があります。

一方で、お支払いが減額になるものもございます。
サービスの利用料が基本単価の切り下げで減額になっておりますので、
この部分の支払い月額は下がっております。
(但し、こちらもご本人の所得が収入が多い方は逆に2割負担となりますのでご注意ください。)

いずれにしましても、まずは市町村の判断となりますので、市の窓口にお問い合わせください。その市町村の判断を基にこもれびの郷の窓口でも試算が可能となります。


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厨房だより       


季節のメニュー   栄養士 小野澤 ななえ


桃の節句も過ぎ、長かった冬も終わろうとしています
ですが、
まだまだ風邪などの感染症の予防には気が抜けません。皆様もお気を付け下さい。

さて、去る23日の節分には、こもれびの郷にも鬼がやってきました。
そこで、利用者の方々が鬼と果敢に戦うのに、力が出るようにと豆の入った枝豆ご飯をお出ししました。
利用者の方々のおかげで無事鬼の退治も済んだ様で、今年もたくさんの福がやってきそうです。

また、24日の立春には旬のブリやミカンを提供して、体の中から季節を感じて頂けたと思います。
3月も季節のお食事を楽しみにしていただけたらと思います。


写真は今月のなめらか食・「鶏肉のカレー風味焼」




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スタッフ・ほっとリレー 14


父の思い出と手芸クラブ   2階東ユニット 蔭山れいこ


父は明治生まれで、八十九年の人生の最後の二年間は私が自宅介護しました。
それがきっかけでこの仕事に就き、今年で二十年目になります。

さて、私はこもれびの郷に入職以来手芸クラブを担当しています。
技術も何もない私に対して寛容なご指名でした。
ところが始まってみると、父と過ごした思い出がアイデアとなって、どんどん蘇ってきました。

父は私が小学生のころに教職を定年退職したので他の方より子供達と遊んだ思い出が多いかもしれません。

大正昭和の話や昔遊びはワクワクしました。
父は絵を描きましたが、油画の他にエッチングや木版画も制作し、窯で器や人形を焼きました。
くるみ等の木々を植えて郷土玩具や和紙細工、草木染めもしました。
父が小さな私たち姉弟にも楽しめるように工夫していたことを思い出します。

父は脳梗塞の病床でも不自由を嘆かず、私が何か作ったりすると童心に戻っておもしろがり、
褒めてくれました。介護中でも幸せな気持ちでした。
この父との思い出が手芸クラブの活動に手助けとなっています。
手芸クラブと言っても利用者の方々の希望に合わせて、「家庭科」より「美術科」寄りの内容なのです。

こもれびの郷は若い職員が多く、また職種を超えて交流が活発です。
きれいな物やかわいい物等、「手芸クラブで使えるんじゃない?」と題材の提供も嬉しい助っ人です。
月2回程度の短い時間なりに、皆様に季節感を大切にした内容を提供するよう心掛けています。
活動できない方々も見学者として参加していただくために、エレベーター内に展示しています。
夏に花火をいっぱい飾ったところ、ある方が、目を丸くして笑って下さったことが印象的でした。
文化祭では賞もいただき、賞金で楽しい雰囲気のエプロンを揃えました。
これからも「ああ楽しかった!」「あれまぁ!いいねぇ!」
との言葉を聞きたくてせっせと準備に精を出したいと思っています。

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季節行事・節分


節分の豆まきをおこないました。今年は来年度採用予定職員の鈴木君が青鬼、
実習生の須崎さんが赤鬼を務めました。
そして今回は新たに鬼を退治する侍も登場することになり、余暇委員長の勝田サブチーフが熱演しました。
侍と鬼の繰り広げるお芝居とチャンバラは、迫真の演技の甲斐もあり大変盛り上がりました。



例年本物の豆を巻いていましたが、衛生上も安全管理上もあまり良くないということで、
本年も女性スタッフがフエルト布を使用し「豆まき用の豆」と御手玉投げました。
お芝居を見て、そして豆を投げるという形で全員が参加され、
今年一年の皆様の「福は内」を無事祈願することが出来ました。利用者様に大変喜んでいただきました。


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新入職員指導 育成担当 大城 あきこ


毎年繰り返されている光景ですが、今年も二月に入り、こもれびの郷では、
本格的な新入職員の研修が始まっています。

それを前に、毎年職員育成プロジェクトでは新入職員の育成方法について話し合っています。
私もこのプロジェクトのメンバーの一人です。
毎年試行錯誤を続けてきた育成方法を今年こそは、
これまでの形をもとに現場の要望に応えられるような形でスタートさせたいという思いがありました。

時を逃していけない。今回の改正ポイントは短時間に指導内容と評価の記録ができ、
次の指導者へ引き継げるチェック表を作成し、指導者間の情報交換が日々行えるようにしていく点でした。
 その提案を受けて、追われるようにチェック表の作成を始めてみました。表は小さくしたので、
おのずとコメント欄も小さくなりました。指導者の負担を視覚面からも減らしていく工夫でした。

このチェック表を、早速二月から各職員の協力を得ながら新入職員指導に使用してみることになりました。
指導後に戻ってくるチェック表を介して職員間で次の指導内容について確認できる場面も増え、
使用して行く中で三月までの指導の流れもみえてきました。

このように慌ただしくスタートしたチェック表を使用した新入職員指導ですが、
これからも職員の意見を参考に改善を続けていかなければなりません。
しかし、プロジェクトで試行錯誤してきた成果が少しづつ形になってきたように感じられる一ヵ月でした。

これからも、新入職員が独り立ちしていく過程を見守りながら、
業務の習得に役立てるような提案をプロジェクトのメンバーや職員とともに行っていきたいと思っています。

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3月の行事

1 11 21 療法士指導
2 コーラス教室 12 喫茶・映画クラブ 22 緑庵こもれび喫茶
3 ひなまつり 13 理容・華道クラブ 23 お楽しみ会
4 14 療法士指導 24 手芸クラブ
5 喫茶・音楽クラブ(越智先生) 15 緑庵こもれび喫茶 25 防災訓練
6 理容 16 コーラス教室 26 喫茶・書道クラブ
7 療法士指導 17 27 訪問美容・利用者懇談会
8 緑庵こもれび喫茶 18 菓子販売 28 療法士指導
9 手芸クラブ 19 喫茶・音楽クラブ(越智先生) 29 緑庵こもれび喫茶
10 サックス演奏 20 理容 30 お楽しみ会
ボランティア喫茶を3月より再開いたします。 31 喫茶・小さな音楽会

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