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■ 2015年11月号 ■
スクラップ&ビルド
これは簡単に言えば、古いモノを壊し、新しいモノを作るという意味です。私が初めてこの言葉を聞いたのは、大学を卒業して就職した流通会社でのことでした。
当時流通業界では、バブル崩壊後の効率的運営の時代に突入しており、不採算店の廃止を行いつつも新しい市場が期待できる地方のターミナル駅への進出などが加速しておりました。新しい果実を得る為に成長が止まった、或いは減少に転じた市場は手放すといった取捨選択の手法だったのです。
さて、そのスクラップ&ビルドですが、最近の福祉業界や介護の現場を考えると今こそそれが必要だと強く感じます。例えば、利用者の皆様の安全やサービスの質の向上を考えて次々と新しいアイデアが生まれるとします。しかし、これを単純に現在の業務に加えようとすると、書類が増えたり動線が複雑になったりします。つまりできれば新しく何かを始める時には、今ある何かを少し整理することが理想なのです。
これは介護保険と言う仕組み全体にも言えることだと思います。当初の設計から、新しい何かを次々と足しています。その為に年々仕事が複雑となり、その対応に時間と手間が取られていきます。規制緩和や配置基準など、少子化の現代に即した何かを変えて行くべき時期なのではないかなと強く感じます。
地域総合防災訓練
この協定に基づき、今年も十月二十三日に秋川消防署、地元緑の里自治会、こもれびの郷(法人他事業所職員も参加)の3者による防災訓練が行われました。
今回は日中の地震発生を想定し、利用者様の避難、自治会の応援の来園といった連続した訓練を行いました。消防署の指導や訓練後の評価もいただき、大変勉強になりました。
訓練後は緑の里自治会役員の方々との会議を設け、相互の訓練への参加等を確認しました。今後も地元自治会とこもれびの郷が、その時々に出来る最大限の援助を相互に行い地域の安全安心を高めていこうと確認させていただきました。
栄養士の日誌・体育の日
一つは、ひじきと刻んだ梅を混ぜ込んだ物、もう一つは鮭を包んだごく普通の物。おかずは、鶏肉を甘辛く煮た煮物と厚焼き卵でした。利用者様にはなじみ深いものだったので、皆さん食が進まれており好評でした。「たまにはいいね」「また食べたい」等の声も頂く事が出来て、嬉しい限りでした。
十一月にはワーカーさん主催で、利用者様の小さな運動会が開かれると耳にしました。楽しく無理をしない範囲で運動していただき、食事をしっかり摂って風邪に負けない様に元気に過ごして頂きたいと思います。皆さんに美味しい食事を提供出来る様に栄養士・調理室全員で頑張っていきたいと思います。
職員研修報告「褥創予防」
十月は褥創予防委員会が企画運営し行われました。「褥創」とは「床ずれ」の事で、健康な人でも体をまったく動かさずに同じ姿勢を保持すれば、皮膚組織の壊死が始まるとも言われています。
高齢者は様々な理由から姿勢や体勢、体重加重の移動が困難です。その分私達介助者が気を配らなくてはなりません。
また、こもれびの郷では「座る」という点に注視した「シーティングプロジェクト」も活動しておりますので、今回はそうした蓄積も交えながら介護職、そしてリハビリ担当が講師を務めることができました。短い時間でしたが実際の用品を使ったり、車椅子に座ってみたりと様々な確認を行うことができました。
リビングサービス
今年も秋晴れの下、6回目の会を終える事ができました。この企画の目的は家庭的雰囲気の中で利用者の方々と職員がゆっくりとした時間を過ごし、庭等も散策し秋を感じていただくというものです。
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特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)こもれびの郷 〒197-0825 東京都あきる野市雨間385-2 TEL:042-550-3030
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