特別養護老人ホームこもれびの郷広報:こもれび新聞

■ 2014年06月号 ■


自衛消防隊始動 

本年度もこもれびの郷は自衛消防隊を組織し、地域の自衛消防訓練技術審査会に出場いたします。
自衛消防隊とは、各事業所が独自に組織し、緊急時への備えとするものです。
そして技術審査会は、その各消防隊が錬度を競い合う大会です。
こもれびの郷は4年前から再びエントリーを行い、昨年度は過去最高の第2位を受賞しました。
しかしながら、参加する最大の目標は「消防知識を持つ職員を増やす。」ということですので、
まずは自衛消防隊としての技能をマスターすることが目的となります。

こもれびの郷には、過去3年の大会参加の先輩や地域の消防団活動で汗を流す職員も多く
在籍しておりますので、指導者には事欠きません。

大会は六月一三日(金)で、あきる野市内のレジャー施設・サマーランドの大駐車場で行われます。
応援団を組織して施設をあげての応援を予定しています。



スタッフ・ほっとリレー⑤
父が教えてくれた事   パートワーカー 谷口ひろみ

こもれびの郷で仕事をさせて頂くようになって早いもので8年になろうとしています。
その間、色々な事がありましたが仕事と家庭を両立出来ているのも家族の支えがあるからだと感じています。その中でも私を一番陰で支えてくれたのが父でした。働きもので、家族が一番大事という人で、
「俺は百歳まで働くんだ。」と話していたのに、病気が見つかり闘病生活が始まりました。

父の病院では、看護師さんの患者さんへの会話や対応の仕方などが十人いれば皆違い勉強になりました。
安心できる人、義務的な人など様々な方がいました。
ある看護師さんは仕事に入る前に笑顔で一人一人の患者さんに、
「今日の体調はどうですか、大丈夫ですか?」とお話をされていました。
患者さんは、「あの看護師さんなら、今日は安心して寝られるなぁ。」と言っていました。
これを聞いて私は、笑顔で接し、声掛けをしていけば、
安心して生活を送っていただけるということはこもれびの郷でも共通点だなと思いました。
この様に父の介護を通じ感じたことはこもれびの郷での仕事にも生かすべく心掛けました。

その後父は亡くなりましたが、どんなに自分が苦しくても、まず相手を思いやる気持ち、
相手の立場に立ち考えること、感謝をする心、家族の大切さ、命の尊さなどを自分の命が無くなる
寸前まで教えてくれました。その時の父の思いなど忘れることはないでしょう。

そして今、父の教えを私の子供たちが実行し成長してくれていることをとてもうれしく思います。
本当に父に感謝です。「ありがとう。」

〈施設長より〉

谷口さんは、週に平均四日出勤というパート職の大黒柱的存在です。
日々何かを学び取ろうというその姿勢は、確実にこもれびの郷の介護の質を向上させてくれることでしょう。


相談員奮闘記   CM兼相談員 大久保 やすし

こもれびの郷には藤田相談課長を筆頭に、田村相談員、
そしてケアマネ兼任の私の3名の生活相談員がおります。

業務内容は分担しているものもありますが、基本のデスクワークの他に利用者様の送迎、通院、
取引業者との折衝、防災管理、運転管理等です。
その他にも建物・介護用品修理修繕等も最近は担当しています。
またケアワーカーから応援に呼ばれれば、利用者様の食事の介助やトランスファー、
排泄介助の補助など本当に色々な業務に当たります。

この昼間の業務に加え、夜間は当番制で電話を持ち非常時に備えております。
夜勤のケアワーカーから掛かってくる電話は、ご利用者の健康状態に関わる内容が多い為、
電話がなるとドキッとします。
夜勤者や看護師などと連携し、救急要請が必要と判断した場合はすぐにホームへ駆けつけて
救急隊との対応やご家族様への連絡を行います。救急要請時は命の現場になりますので、緊迫感の中、
日頃の様子や状態について矢継ぎ早に質問をされ、眠気は一気に吹き飛びます。
もちろん日頃の利用者様の状態は頭に入っていなくてはなりません。
その後は救急車に同乗し病院へ付き添い、長い時は翌日の午前中まで掛かります。
そのまま仕事をするということもたまにあります。

相談室の業務は担当者でないとできないことばかりのため、自分たちの仕事ができる時間がほしいな…
と思うこともあります。しかし現場に行けば、やっぱり「利用者の方とおしゃべりをしたり、関わったり、現場の職員との協働は楽しいな…」と思います。そんなわけで今日も相談室の3人のデスクは山積みです。


美味しい春野菜   管理栄養士 岡野のぞみ

春の野菜のお話です。例えばキャベツには、ビタミンU(別名キャベジン)という成分が含まれております。新年度が落ち着き、疲労感を感じるこの時期、甘い春キャベツを生で食べると、
胃の修復や肝臓の解毒を促します。                     

また、たまねぎは血液をさらさらにする成分が含まれています。
新たまねぎは冬たまねぎより甘味がある為、生がおすすめです。
血液をサラサラにする成分が水にさらすと溶けだしてしまうので、
辛味が気になる方は酢を入れてマリネにしてみるのも一案です。
豚肉の冷しゃぶに生のたまねぎを使えば、相互作用で疲労回復効果も期待できます。

冬からの疲労がたまるこの時期には解毒作用や利尿作用のある食品が多いようです。
夏野菜は体を冷やすものが多く、冬野菜は逆に体を暖めるものが多い傾向があり、
本当に自然の原理には驚かされます。
この時期の水々しい野菜をたくさん召し上がっていただき、
利用者様の身体も心も健康になるお手伝いが少しでもできたらと思っております。 

<今月の新作なめらか食 ・鶏の照り焼きプチトマト付>



ボランティア報告・リンデンハウスに感謝

日の出町の生活寮リンデンハウスの皆さんは、月に1回清掃のボランティアに来てくださいます。
こもれびの郷の職員が、普段出来ない部分等の清掃を積極的にお引き受けいただき、
真面目に取り組まれております。
こうした外部の団体の協力は、利用者様の生活の質向上の為の大きな力となっております。


6月の行事
1 入浴あり 11 傾聴ボランティア、防災訓練 21 療法士指導
2 お楽しみ会 12 喫茶・コーラス教室 22
3 手芸クラブ 13 理容、自衛消防隊大会 23 お楽しみ会
4 傾聴ボランティア、アロマクラブ 14 療法士指導 24 喫茶・小さな音楽会
5 喫茶・音楽クラブ(越智先生) 15 緑庵こもれび喫茶 25
6 理容 16 26 喫茶・書道クラブ
7 療法士指導 17 手芸クラブ 27 パーマの日、利用者懇談会
8 緑庵こもれび喫茶 18 菓子販売、消防隊大会予備日 28 茶道クラブ、療法士指導
9 19 喫茶・音楽クラブ 29 緑庵こもれび、リンデンハウス来園
10 サックス演奏会 20 理容、華道クラブ
ギター演奏
30 出張喫茶「青蛾珈房」
     

フッター
 


Copyright c Komorebi