こもれびの郷の特徴

こもれびの郷について
「こも太郎」と「れび子」がご案内

みなさんこんにちは。今日は僕「こも太郎」と私「れび子」が「こもれびの郷」の特徴をご案内をさせていただきま~す。

ねえ、れび子。君はこもれびの郷のことどれぐらい知ってる?

う~ん、実は秋川駅南口徒歩5分、駅から歩いてすぐっていう事ぐらいしか知らないのよ。

うん、確かにそれは大きな特徴だけど、それだけじゃあないんだよ。

へ~、そうなんだ~。今日はいろいろ教えてね。

まかせといてよ!。
1.セミ・ユニットケアの介護スタイル

まずはこれだね。これは簡単に言えば入所されている80人のお年寄りを20人づつ4つのグループ(ユニット)にわけて介護する仕組みのことなんだ。わけるだけなら、どこの施設でもあたりまえにやっていることなんだけど、こもれびの郷では、この人数を20人としたところに、そしてそれを専属のチームが担当するところに特徴があるんだよ。

へ~。でも20人じゃなくて、50人とかもっと多くしたほうが介護の効率がいいんじゃないの?

うん、確かに20人を6~7人で見るよりも、もっと多い人数を沢山の職員で一辺に見たほうが効率はいいね。でも、それではお年寄りに対する知識が「広く浅く」なってしまうんだよ。20人を6~7人で担当することで、これが「より深い」ケアにつながるわけなんだよ。

なるほどね~。「専属のチーム」っていう意味も説明してくれる?

うん。これはね、例えばaというユニットには6~7人の職員が所属するんだけど、このメンバーが早番、 日勤、遅番、夜勤という勤務でユニットに常駐しているんだ。だから、お年寄りはいつも顔がわかる気心のしれた介護者と過ごすことができるんだよ。

自分がよく知っている人が側に居てくれるって安心できるわよね~

もちろん、忙しいときは他のユニットから応援が入ることもあるけど、働く職員にとっても、まずは目の前の20人に集中することが出きるのでわかりやすいよね。
2.バースデー企画~かなえたいあなたの願い~

これはなあに?お誕生日を祝ってくれるの?

よくわかったね。そのとおり。でもただ、祝うだけじゃないよ。その人のささやかな願いをかなえるというサービスだよ。

どんな例があったのか教えてくれる?

うん。最近で一番大掛かりだったのは、104歳のおばあさんを以前生活していた家にお連れしたことだ ね。その家はもう他人の手に渡っていたんだけど、家主さんも快く中を見せてくれたんだよ。驚いたのは、その市の市長さんがこの話を聞いて市役所でお出迎えしてくれたことかなあ。

うわー!すごいわねー。喜んだでしょうねー。他にはどんなことがあるの?

飛行機好きなお年寄りが横田基地に毎年航空ショーを見にいったり、美術館にいくひとや、動物園に行 く人もいるよ。人気なのはやっぱりショッピングだね。基本的にご本人に希望を聞いて、ご家族とドクターの許可を取って実行されるんだ。もちろん職員一人は施設で派遣するけど、飲食費や交通費は自己負担にさせてもらってるよ。

へ~そうなんだ~。でも、そもそもなんでこんな企画を始めたの?

うん。これは、お客様であるお年寄りに年に1回ささやかなお返しをしたいという思いからなんだ。感謝を形に表そうということだね。あとは、この企画を実行する職員が、行なったことでお年寄りが喜ぶ顔を見て介護の仕事の素晴らしさを再確認してほしいという思いからなんだよ。

へ~。あと、なにか苦労話なんかはある?

う~ん苦労というわけではないけど、寂しいのは最近は入居者の方の日常生活動作が落ちてきているので、室内で誕生会というパターンが増えてしまってることかな。
3.サポートスタッフ制~明確な役割分担~

サポートスタッフってなあに?

うん。これはね、ケアワーカーが介護に専念できるようにした仕組みなんだよ。例えば、掃除やシーツ交換、ご飯の下げ膳なんかは厳密には「ケア」とはいえないだろ?。そうした部分を専属に行なう職員を配置して、介護職をケアに集中させる仕組みなんだよ。

それじゃあ、まったくケアワーカーは掃除をしないの?

いや、そういうわけではないんだ。例えば、お部屋のゴミをケアワーカーが集めることで、その方の生活の内容がつかめる場合もあるだろ?だから、全てをとりさるわけではなくて、ケアワーカーの力をケアに集中させたいポイントでサポートスタッフを配置してるんだよ。

具体的に教えてくれる?

朝7時から9時までの朝食の時間に配下膳と清掃のスタッフ。9時から13時10分までに清掃とお茶配りのスタッフ。そして午後にシーツ交換のスタッフを配置しているよ。そのサポートスタッフはみんな小さなお子さんがいるママさんたちだ。そうしたママさんたちは、子供が小さいとなかなか働けない環境にあるからマッチングがいいんだよね。少子化の対策にも貢献してるかもね。

ちょっと話が大きくなってきたわね。ま、役割分担はどこでも必要なことよね。
4.活発なボランティア活動

ボランティアさんもたくさん来てるらしいわね。

年間にすると延べ人数で700人以上の方にご参加いただいてるね。これは、やはり細やかなメニュー設定が効いているね。

ボランティアにメニューがあるの?

うん。①入門編(話し相手やお茶のお手伝いなど直接お年寄りに関わる内容)、②専門編(掃除などお年寄りとは直接には関わらない内容)、③行事・外出編(文字通りの内容)、④芸能編(茶道や華道、音楽など自分の得意技能を生かした内容や、外出の付き添いなど)という4つにわけているんだ。

へ~。それならわかりやすいわね。

それだけで驚いてちゃダメだよ。いまの4つのメニューはさらに細かく、それぞれ10こづつの個別メニューに分かれているんだよ。だから、「何かボランティアをしたいけど、何か出きることがありますか?」といった抽象的なニーズにも即対応できるんだ。詳しくは一度施設にメニューをみにきてみなよ。

うん。そうするわ。詳しく説明してくれるのはありがたいものね。

開園以来、そうした善意の人たちのご協力もあり、毎日誰かがボランティアに訪れるようなそんなスタイルが定着しているよ。本当にありがたいことだね。

住宅街の中にあるというメリットも大きいんでしょうね。
5.充実のレクリエーション

レクはどんなことをやっているの?。

レクはクラブが10個、その他のボランティアさん主催の定例レクなど盛りだくさんだよ。

せっかくだから説明してみてよ。

クラブとしては、①書道クラブ、②茶道クラブ、③華道クラブ、④ゲームクラブ、⑤音楽クラブ、⑥カラオケクラブ、⑦映画クラブ、⑧お話クラブ、⑨散歩クラブ、⑩手芸クラブがあるよ。これはそれぞれ月に1~2回行なわれてるんだ。

ずいぶん沢山あるのね。そのほかのボランティアさん主催の活動っていうのはどんなものがあるの?

①ギター演奏、②ピアノ演奏、③スライド上映会なんかがあるね。これもみんな月に1回以上は行なわれているよ。

全部で13個もあるのね。ずいぶん多いわね。

その他にも毎月1回のバスショッピングと、レストランへのグルメツアーがあるよ。年間行事としては、4月花見、8月納涼祭、9月長寿を祝う会、10月日帰り旅行、11月文化祭、12月クリスマス会、1月新春を祝う会、2月豆まきなど、さらにこのほかには姉妹園であるさくらぎ保育園との交流会が春夏秋冬で4回あるよ。

なんでそんなに一生懸命行事を行なうの?

だって自分だって、いろんなとこに遊びに行ったりするだろ。毎日が同じことの繰り返だったらつまらないだろ?それとおんなじだよ。毎日いろんなことでたのしんでもらいたいんだよ。

どうだいれび子?少しはこもれびの郷のことがわかったかい?

うん、おかげさまでだいぶわかったわ。いろいろ頑張ってるのね。

こもれびの郷のスタッフは平均年齢が30代なんだ。いろいろと新しい取り組みをつづけているから、これからも特徴が増えていくと思うよ。

私もこもれびの郷にあそびに行って見るわ。

そうだね。百聞は一見にしかず。ぜひ一度遊びといわずボランティアにおいでよ。

ちゃっかりしてるわね!