育成プログラム
1.介護の仕事とは?
そんなわけですから、経験や資格がなければダメだなんてことはありません。(なければ困るという施設もあるかもしれませんが。)
資格や経験があることは、介護という仕事をするうえでは、マラソンのスタートがやや前方よりスタートできるといったアドバンテージのようなものです。
2.こもれびの郷の研修システムの概要
さて、こもれびの郷の研修システムですが、前述の「間接的」なものから「直接的」介護までの幅広い範囲の介護の仕事を、 「105個の作業」に分類して習得してもらうことに特徴があります。
さらにその取得数に応じて職業人としての1~9までの「ランク」が設定されています。(下図参照)
この「105個の作業」を次々に習得し、職業人としてのランクの階段をかけあがることで、仕事の裁量権が拡大する副主任や主任にランクアップしていくのです。
当然ランクの上昇には賃金的な裏づけを持たせますので、質の高い介護をおこなう人(=能力の高い人)には通常の賃金体系を飛び越える待遇を用意します。
これは正社員パート社員の区別はありません。
図1)介護職員成長のグラフとランク別の獲得スキル(能力)一覧表Ver.2.1
※スマートフォンの場合は、表を横スクロールで確認できます
ランク | パート | 正職員 | ランク別獲 得スキル内容 | ||||||||
9 | チーフ | ユニット の統括 | |||||||||
8 | サブ並 | サブ | 委員会 行事統括 | 書類の作成と確認 | |||||||
7 | ベテラン並 | ベテラン | 職員配置の指示 | チーフ・サブチーフ推薦 | 経験5年(自動昇進の場合) | ||||||
6 | 中堅並 | 中堅 | 応急処置の指示 | PC業務 | 介護心得の意味を職員に教える | 経験1年 | |||||
5 | 正職員並 | 新人 | まとめ業務 | 介護記録 | 医療 | 居室担当 (正職員) | 委員会・行事(正職員) | ||||
4 | 上級 | 外出介助 | 新入職員指導 | 実習生指導 | 菓子・果物販売 | クラブ実施 | 経験日数 3ヶ月 | ||||
3 | 中級 | 移乗介助 | 移動介助 | 食事介助 | 入浴介助 | 排泄介助 | フロアー待機 | 経験日数 3ヶ月 | |||
2 | 初級 | 監督下での移乗介助 | 監督下での入浴介助 | 監督下での排泄介助 | 洗面 | 更衣 | 連絡ノートを理解する | ケアプランに沿った介護 | 経験日数 3ヶ月 | ||
1 | 短時間 パート |
シーツ交換 | 監督下での移動介助 | 配膳・下膳 | 監督下での食事介助 | 配茶 | 清掃 | 入居者の見守り | ハンドブック教育を受ける | 人に優しくの意味を知る |
3.研修システムの運用
具体的な説明をしますと、入職後には正職員には専属のPC(パーソナル・コーチ)が付きます。
PCも通常の業務を行いながらの指導になりますので、何から何までマンツーマンというわけにはいきませんが、新人の一番身近にいる職員として指導に当たります。
第一期養成期間と位置づけた最初の3ヶ月は、月ごとに課題が整理されステップアップを助けます。
第二期養成期間と位置づけた次の3ヶ月は、基本的には一人で業務を行っていただきますが、同じユニットでの勤務となり、月に1度のユニット会議などを通し定期的な指導を受ける機会が用意されています。
ランクの習得技能判定は3月末日、9月末日の各基準日に各自がどれだけのスキルをみにつけているかを判定します。
この判定結果に基づいて翌期の待遇を決定いたします。
4.研修システムの今後
こもれびの郷には、職員有志から成り立つ「職員研修プロジェクト」があります。
このプロジェクトでは、このシステムが正常に機能するように、日夜マニュアルの見直し、更新が行われています。
なによりも、介護という尊い仕事を選んだ人たちに、内容ある研修を提供し、よりスムースに介護の現場にマッチしてもらい、この仕事の素晴らしさをしってもらおうということに主眼を置いています。
5.仕事をしてみようかな・・・・というあなたへ
こもれびの郷での仕事の内容は採用案内をご覧ください。