■ 2016年03月号 ■東京都認知症多職種協働研修 ケアマネ 大久保 やすし 都主催の認知症多職種協働研修に参加しました。異なる職種や支援者の視点を相互に理解し、認知症の方が必要とする支援を役割分担的かつ統合的に提供できるようにすることを学ぶことが目的で、認知症の方が状態に応じて適切な医療・介護・生活支援等のサポートを受けられる体制の構築がゴールとなります。 講義部分では、一昔前は認知症と言えば短期記憶障害というイメージであったが、レビー小体型認知症は短期記憶が残されていることもあり、認知症=記憶障害とは言えなくなってきているというお話が印象的でした。そのため「おかしいな」という早期発見と診断によってその後の治療や対策が変化するとのことでした。認知症になると、日常生活に支障が起きる場合が多いので、その後どううまく生活できるようにしていくかということが大切とのことでした。 講義後はグループワークを行いました。各専門職ごとに捉え方が違う為、同じ事例でもグループごとに大きな違いが出ていました。何が正解ということはなく、多職種が協働することの必要性や効果について学ぶことができて勉強になりました。 研修の中で「問題をひとりで抱え込まないように」というお話がありました。一方で、みんなで話をしているときに無関心な人がいないように一人の人が全てを決めないようにという忠告もありました。面識のない多職種の方々との話し合いはとても刺激になりました。 季節行事・節分 こもれびの郷では、季節を感じさせる行事を毎月行っております。先月の二月は節分の豆まきをおこないました。悪い鬼に扮装したワーカーが各階をまわり、利用者の皆さんに退治していただくという趣向でお楽しみいただきました。 今年は昨年に続き鈴木椋ワーカーが青鬼、そして赤鬼は名前も赤い赤木ワーカーが勤めました。研修中の新人・大澤ワーカーにも手伝っていただき余暇委員会のメンバーが今年も大いに盛り上げてくれました。
新レクリエーション・俳句川柳クラブ誕生 平成二十七年度は、美術クラブに始まりドッグセラピーなど様々な新しいレクリエーションを始めましたが、また新たなレクとして「俳句・川柳クラブ」がスタートしました。発案者の花尾チーフが責任者となり、毎月ご希望の利用者様が参加されます。二月四日(木)にその第一回目が行われ、ボランティアさんのご協力もいただき利用者九名様ものご参加をいただきました。会の進行は、参加者それぞれがまず詩作を行い、その後ホワイトボードを使って発表です。真剣に悩んだり、発表が行われるときの緊張、そして評価による喜びなど様々な場面で楽しんでいただきました。 今後はテキストの購入などもすすめ定着を目指して頑張ってまいります。皆様是非ご参加下さい。 栄養士の日誌・郷土メニューの評判 管理栄養士 小野澤 ななえ 寒さのピークが去り、少しずつ春に近づいてまいりました。毎日目にする春野菜や草木などでも、季節の移り変わりを感じます。これからは、山の芽吹きを大いに感じる事の出来る山菜が旬を迎えます。 また、あきる野特産である「のらぼう菜」も美味しい季節です。ここ、こもれびの郷でも柔らかくて美味しいのらぼう菜が採れます。利用者様に季節を感じて頂けるように、今年も思いを込めて調理をしてお届けしたいと思っております。 昨年の後半より新しい取り組みとして、日本各地の郷土料理を月一回メニューに取り入れています。2月は、「かつめし」でした。「かつめし」とは、平皿にご飯を盛り、その上にカツを乗せてデミグラスソースをたっぷりかけたものです。喫茶店で主に提供されている料理だそうです。 利用者様は、皆さん最初は見たことのない料理に首を傾げていました。ですが、食べてみるとどこか懐かしい味がするようで、よく召し上がって頂けました。ボリュームがあるので皆さん満腹で満足と口々におっしゃっていました。 郷土料理の事で会話の糸口になったり、故郷を懐かしんだり出来るように、これからも取り入れていきたいと思います。
アオサギが来た 二月のある日、こもれびの郷の中庭に思わぬ賓客が来園されました。天然のアオサギです。自然豊かなこもれびの郷のお庭ですが、アオサギが来るようなら本物だなと喜びも束の間・・・。 なんと池の金魚をお食べになりました・・・。
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