こもれび新聞 2009年12月号


こもれびの郷職員育成プログラム
が都の先駆的取組に指定

去る十一月十六日(月)、表記の件で東京都保健福祉局より内示がありました。
こもれびの郷・職員育成プロジェクトチーム(事務局・大久保相談員・大城パートリーダーワーカー)が
本年4月より開発に取り組んでいる職員育成プログラムが、
東京都の先駆的取組に対する補助事業に選ばれたのです。
この補助事業は、都内在所の300超の特別養護老人ホームの中から、
職員育成に先駆的な取組を行っている施設のみが指定されるもので、大変に名誉なものなのです。
今回東京都に「先駆的取組」として指定されたこもれびの郷・職員育成プログラムには
従来のそれとは決定的に異なるいくつかの特徴があります。今回は皆様方に特徴をご紹介したいと思います。

こもれびの郷職員育成プログラムの特徴

①ランク別獲得スキル一覧表

新入職員が今後どの様なスキルを身につけていけば
介護職員としてレベルアップしていけるのかを分かり易く図表化していきます。

②懇切丁寧なマニュアルの作成

ランクアップする為の個別のスキルには、各々細やかなマニュアルが作成されています。
そして同時に提示されたクリア条件を満たす事で個別スキルを獲得したことになります。

③業務に組み込まれた研修体制

スキルアップの為の研修タイムが業務内に確保され、
巡回コーチが個別に指導を行ないます。
この研修により半期に一度のスキルアップチェック突破を目指します。

今回ご紹介した内容はほんの一部ですが、毎月のプロジェクト会議で詳細を煮詰める作業が行われ、
また平行して試行的なとりくみも行われております。
こうした作業のつみ重ねを行い、年度末に完成させる予定です。


秋の文化祭

十一月十四日(土)、十五日(日)の両日恒例の秋の文化祭が行われました。
今年の文化祭のコンセプトはズバリ「学園祭」とのことでした。
作品展示や、イベントステージで学園祭のノリを再現しようというこころみです。

<展示の部>

展示は、書道、華道、手芸、編物、個人作品、合同作品、行事風景などで、
それぞれが所狭しと展示されました。「は~」や「へ~」などご覧になる方の感嘆の声がそこここで聞かれました。

展示品の目玉は、大作「スマイル・リーフ」です。
「笑顔の葉っぱ」という意味ですが、ご利用者の皆様と職員の顔写真が一面に張られた巨大な貼り絵の作品です。
その写真は、あるものは写真の背景が緑に、そしてあるものは背景が白にと色分けされており、
遠目で見ると写真の背景の色で大きな葉っぱが描かれているのです。
近くで見ると人々の笑顔が、遠目でみると巨大なスマイルリーフというわけです。
手芸クラブ担当(野口、柿木、橘田各ワーカー)が利用者の皆様と完成させた作品です。
文化祭後は1階ユニットに展示されておりますので、是非ご来園の際にご覧下さい。

<イベントの部>

ステージのトップバッターは3階の河野チーフのギターの演奏です。
しっとりとしたギターの音色に参加者は聞き入りました。
河野チーフは最近定期的に演奏会を開いてくれています。

そしてその後、新人娘(?)達のダンスがあり、
あわせる曲はおにゃん子クラブの「セーラー服を脱がさないで」・・。
当然入居者の皆様は知らない曲です。(踊っている女の子たちも知らないらしいです。)ですが、
軽快なリズムとビートは老若男女を問わず心を揺さぶりました。ボルテージは最高潮!。
利用者の皆様も大拍手(大爆笑?)でした。


こもれび短歌教室
  
 トロトロと  見事なお粥に 命すくわれ。

 大きくて まろやかな 味の深さに 人生を悟らされ 梅干の味      裕瑞 


12月の行事
1 喫茶
手芸クラブ
11 21 お楽しみツアー
2 菓子販売 12 理学療法士指導 22 喫茶
ピアノ演奏
3 喫茶
音楽クラブ
13 23 理容
クリスマス会
果物販売
4 14 ワックス
コーラス教室
24 喫茶
書道クラブ
5 理学療法士指導 15 ワックス
理容
喫茶
手芸クラブ
25 パーマの日
6 緑庵こもれび喫茶 16 菓子販売 26 茶道クラブ
理学療法士指導
7 理容
お楽しみツアー
17 喫茶
音楽クラブ
27 緑庵こもれび喫茶
8 喫茶
ゲームクラブ
18 28 出張喫茶「青蛾珈房」
9 果物販売 19 理学療法士指導 29 利用者懇談会
喫茶
ゲームクラブ
10 喫茶
華道クラブ
20 緑庵こもれび喫茶 30 防災訓練
31 喫茶
映画クラブ