■2010年3月号
OA化への取組み 総務主任 宮野 洋平
今年度よりこもれびの郷では、OA化プロジェクトを立ち上げました。 プロジェクト発足の目的といたしましては、紙媒体による情報の煩雑さの解消と セキュリティー管理の向上があげられます。 現状では、各種記録物や情報伝達の手段はほぼ手書きで行われていることから、 前述した目的達成の為にもOA化が望ましいと第三者評価などでもご指摘を受けてまいりました。
また、社会的な側面においても、少子高齢化による介護職人材不足は ますます深刻化していくことが予想され、サービスの質も確保しつつ 限られた人材での効率よい業務への転換も避けては通れないものと考えております。 そして、今後も情報技術はさらに発達し、情報コミュニケーション社会が ますます進展していくなかで、パソコンや情報端末機器操作などは社会的スキルとしても 益々必要となっていきます。
その様な状況の中で、こもれびの郷のOA化への取組みとしましては、 まずは、手書きで作成していた報告書や議事録などをパソコンで作成するようにいたしました。 これにより職員は少しずつパソコン操作にも慣れていき、 徐々に各記録物がパソコンで作成され、見やすく整理された情報となっていきました。
また、現在は次の段階として、OA化の本丸部分である、 ケア記録のシステム化へ取り組もうとしております。 ケア記録は、今までは日常の申し送り事項や排泄などの情報を、 すべて職員が手書きで日誌や集計表として作成し、それらを朝礼等で確認したり、 日誌をコピー、配布、ファイリングなどをして情報の共有をしておりました。 また、ご入居者様の各個人記録は、担当職員が様々な記録物から個人ごとの情報を引き出し、 再度同じ内容を手書きにより転写して、個人ごとの介護記録として残しておりました。
そういった一連の流れを、今後はパソコンのケア記録システムに入力することにより、 施設内のどこのパソコンからでも情報の共有を可能とし、 さらには一度入力した情報は再入力することなく利用できるようになります。 そして、入力された情報は種類ごとに集計、統計、分析などに使用することができ、 その活用がサービスの更なる向上へとつながってまいります。 またさらに、業務が効率化されることにより生み出された時間的・精神的余裕は 職員の負担軽減と、情報の有効活用へとつながり、 本来のケアのサービスへと還元されていきます。
このたび3月からは、まずは、日々の申し送り内容を入力化していきます。 その後、徐々に各個人ごとの介護記録と携帯端末機器を利用した日常生活の記録などを 入力化していくように計画し取り組んでいきます。 さらには、ケア記録以外の部分においても、職員間の情報伝達体制を 施設内のネットワークを利用した施設内メールや掲示板機能の導入を検討していきます。
以上のように、OA化による様々な業務上の効率化を推進し、 ケアのサービスの更なる向上につなげることこそOA化の本当の目的として、 施設職員一丸となって取り組んでまいります。
節分の日・豆まき
2月3日水曜日。季節行事の節分・豆まきを行いました。 当日は実習生さんの協力も得まして賑やかに行う事ができました。 鬼の面をかぶり、しましまの虎のパンツをまとった鬼が館内を回ると、 待ち構えていた利用者の方々が「鬼は外ー!。福は内ー!。」と豆を投げて下さいました。 小さな行事ですが、季節感を感じることのできる大切な催しだと思います。 こもれびの郷では毎月このような季節行事を行っております。 3月にはひなまつり、4月にはお花見と続いてまいります。お楽しみに。
介護における事故防止研修報告 施設長 宮林 大輔
東京都保健福祉局主催の表記研修に参加しました。 日本社会事業大学の講師の方が登壇され、 主に介護現場における事故予防についてお話をして下さいました。整理して報告いたします。 大きく考えて介護サービスを提供するうえでのリスク管理には 以下のサイクルの整備が必要不可欠とされています。
- リスクの特定(発見・把握)
ヒヤリハット報告制度、事故事例報告制度
- リスクアセスメントと対応(リスクの分析と対応)
安全管理の為の委員会設置、委員会からのフィードバック
- リスクコントロール(事前準備・対策)
マニュアルの整備、家族との信頼関係作り、利用者記録の作成と活用
介護保険施設として利用者の方と契約を結ぶにおいては、当然のことであります。 そしてリスク管理にはもうひとつの観点があります。 前述のサイクルが仕組みとしての対策であるならば、もうひとつは職員個人への対策です。 それは「ヒューマンエラー」対策と言い変えることができます。 「ヒューマンエラー」とは「意図しない結果を生じる人間の行為」のことだそうです。 人間は必ず一定の割合でエラーをするのだそうです。これをゼロにすることは恐らく不可能で、 目指すところはそのエラーをいかに減らすかということです。 これには前述のサイクルの整備のうえに、組織全体としての安全対策、 管理者のリーダーシップの発揮、教育や研修、 そして職員間のコミュニケーションがあげられておりました。
これらの活用でヒューマンエラーを減らしていくことができるのだそうです。 こもれびの郷では定期的に事故防止に関する研修が行われておりますが、 今後も力を入れていかなければと感じました。
喫茶ボランティア募集
毎週火・木曜日の午後2時から、3階喫茶コーナーにて喫茶が行われています。 活動の内容は、喫茶店を訪れる入居者の方々に対し、店員になり対応するというものです。 メニューはコーヒーと紅茶をお出ししています。 その用意と片付け、そして来店された方の話し相手をお願いしております。
こもれび短歌教室
紅梅や 幾春かけて ぬくもりの つれたち生くる 透明の空 / 裕瑞
3月の予定
1 |
月 |
理容 お楽しみツアー |
11 |
木 |
喫茶 映画クラブ |
21 |
日 |
|
2 |
火 |
喫茶 手芸クラブ |
12 |
金 |
|
22 |
月 |
お楽しみツアー |
3 |
水 |
菓子販売 |
13 |
土 |
理学療法士指導 |
23 |
火 |
喫茶 ゲームクラブ おすしの日 |
4 |
木 |
喫茶 音楽クラブ お好み食 |
14 |
日 |
緑庵こもれび喫茶 |
24 |
水 |
果物販売 |
5 |
金 |
|
15 |
月 |
出張喫茶・青蛾珈房 |
25 |
木 |
喫茶 書道クラブ |
6 |
土 |
理学療法士指導 |
16 |
火 |
喫茶 手芸クラブ |
26 |
金 |
パーマの日 |
7 |
日 |
ひなまつり行事 |
17 |
水 |
理容 菓子販売 |
27 |
土 |
理学療法士指導 |
8 |
月 |
コーラス教室 |
18 |
木 |
喫茶 音楽クラブ |
28 |
日 |
緑庵こもれび喫茶 |
9 |
火 |
理容 喫茶 ピアノ演奏 |
19 |
金 |
ギター演奏会 |
29 |
月 |
コーラス教室 |
10 |
水 |
果物販売 |
20 |
土 |
理学療法士指導 |
30 |
火 |
利用者懇談会 喫茶 手芸クラブ |
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31 |
水 |
防災訓練 |
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