■ 2016年01月号 ■新年のご挨拶 施設長 宮林 大輔 あけましておめでとうございます。 本年からこもれびの郷は各設備並びに居室等の改装を順次行ってまいります。 本年も地域の皆さまへの貢献、そして利用者の皆様方へのより良いサービスの提供と生活の質の向上に努力してまいります(写真はホーム玄関に飾ってある本物の門松です。)
職員研修報告 こもれびの郷では、現在3つの種類の研修を職員の知識習得や技術向上のために、年に6回の定例研修会を設けております。(その他不定期研修もあり。) 十二月は流行期を前に、感染症に関する再確認の為の研修を行いました。
〈研修内容から抜粋〉 ・インフルエンザ流行は12~3月 ・感染後は一週間くらい症状が続く ・高齢や基礎疾患有者は易重篤化 ・マスクによる飛沫感染予防が有効 ・適度な室内温湿度の設定が大切
その後は看護師とケアワーカーが混合でチームを組んで感染症対策の模擬訓練を行いました。
クリスマス会 十二月二十五日にクリスマス会が行われました(担当・余暇委員会)。サンタさんが三人。 入所されている皆様の平均年齢が八十五歳のこもれびの郷ですので、皆様の中ではそれ程クリスマスへの思いは強くないかもしれませんが、華やかな一行に囲まれた利用者の皆さんは一様に笑顔満面で喜ばれておりました。 ※写真は画素を荒くしております。本物はもっと美男美女です。 栄養士の日誌・クリスマスメニュー クリスマスの昼食は、洋食で少し豪華なものでした。利用者の皆さんが大好きなパン2種と、コトコト煮込んだビーフシチュー、さっぱりとしたレタスのサラダ。デザートにはフルーツポンチを召し上がって頂きました。また、お手製のクリスマスカードをお付けして提供しました。皆さん、お好きなパンのメニューだったので口々に「美味しい」「たまには、洋食もいいね」「毎日食べたい」と、喜んで頂けました。提供する側として嬉しい限りでした。 私は、クリスマスと言うと思いだされる思い出があります。小さい頃イヴの夜に、大きな着ぐるみのウサギ(子供服店員)がプレゼントを持ってきてくれたのですが、得体の知れない大きなウサギが突然しかも夜にやって来た為、私は泣き叫びながら逃げ惑い、家族の陰に隠れてしまったのです。プレゼントどころでは無くなってしまったそうです。両親がサプライズで企画してくれたのに申し訳無い事をしてしまったと今では思っていますが、両親には逆に強烈な印象を残す事が出来たから良かったと言われました。 こもれびの郷でもサンタがプレゼントを持ってフロアをまわりました。今年のクリスマスが皆さんの思い出に残れば良いなと思いました。
ロボットとICT 施設長 宮林 大輔 政府は先ごろ来年度予算案を閣議決定しました。その中の一億総活躍社会関連予算に、介護環境の充実など「介護離職ゼロ」対策として2360億円程度が計上されております。 介護離職ゼロ対策のメインは、施設整備により介護の為の離職をゼロにするというものですが、担当の加藤大臣は二十五日のラジオ出演で「介護従事者の雇用環境の改善」についても行う旨触れており、その場では処遇改善の他、ロボットやICT(情報通信技術)の導入による環境改善も行うと口にされておりました。高齢社会のピークと言われる2025年まであと十年、今後は加速度的にこの分野の技術革新がすすむものと予測されます。 ロボット技術については、こもれびの郷においても地元企業との共同研究でベッドから車椅子への移乗機器の検証を行ったことがありました。しかし、残念ながら、このときは利便性の評価が低く導入には至りませんでした。ただ、これは避けて通れない道ですので、今後もメーカーや機器を替えて再チャレンジしてみたいと考えています。また、ICTについては、現状こもれびの郷では主に情報入力機器についてのICT化が進んでおります。今後は、タッチパネルなどを使ったもっと簡便な方法を模索していくこととなります。 「介護」はもっとも人間的かつ歴史のある仕事(それこそ有史以前から)ですが、新しい技術や機器も取り入れながら、これからの時代でも質と量が維持できる体制を作らなくてはなりません。その為のあらゆる努力を今後も続けてまいります。
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