広報こもれび新聞２０１１年１月号掲載

■２０１１年１月号

新年のご挨拶　施設長　宮林　大輔　

あけましておめでとうございます。どうぞ本年もよろしくお願いいたします。

さて昨年を振り返りますと、こもれびの郷はいろいろと新しいことに取り組んだ一年となりました。
大卒者の本格採用に始まり、「小さなイベント」づくりなどの新しい行事開発、
都の援助を受けての職員育成プログラムの完成、ハッピーガーデンやケアワーカー室の改良
といった設備更新も進めました。
今年も地元企業との連携による介護機器の導入や、
機械浴設備の更新など新しい取り組みが次々と始まっています。
取り組みの成果などは順次ご報告してまいります。今後とも皆様方のご協力、応援をお願いいたします。

ＯＡ化へのとりくみ 　　総務主任　宮野　洋平　

こもれびの郷では、重要課題の一つである施設内OA化へ向け、
平成二十一年度よりプロジェクトチームを編成して取り組んでおります。
これまでの具体的な取り組みといたしましては、各会議録や報告書のパソコンによる文書作成から始まり、
介護記録申し送り日誌のOA化、施設内職員間でのメール連絡環境の構築などを実施してきました。
これらについてはまだ発展段階であり、今後も問題点を検証し改善に取り組んでまいります。
それに加えて今後の取り組みといたしましては、
ケア記録システムを利用したご利用者者様及びショートステイご利用者様の個人ごとの生活記録、
排泄状況や食事量といった日々の介護記録のＯＡ化に徐々に取り組んでまいります。
また、その介護記録のＯＡ化にともない、
看護とリハビリ部門のケア記録システムＯＡ化も同時に取り組んでいきます。
ここまでがＯＡ化プロジェクトとしての現段階での最終目標として設定しております。

以上の取り組みによって、今までの手書きによる転記作業が無くなり、
集計や統計の作業が格段に省略化されます。
そして、各部門ごとで記録・管理されていたご利用者様の情報が一つのシステムに統合され、
職員誰もがその情報を確認し利用できるようになります。

時代の流れとともにコンピューターを始めとした情報処理技術がますます進展していくなかで、
これからの時代は情報をいかに上手に使いこなせるかが大事だと言われております。
こもれびの郷でも、施設に合った運用の仕方を追求しつつ、
ご利用者様の情報を更なるサービスの向上へと繋げられるよう、
今後も取り組みに精進してまいります。

故人を偲ぶ会

こもれびの郷では、ホームで亡くなられた方を偲ぶ会を行っております。
高齢者の方にご入居いただいている施設としては、
「人の死」を全面に出すことをタブーと考える施設もございますが、
こもれびの郷においては、これを「誰もが迎えるあたりまえのこと」と考え、
自由参加形式でご利用者様、職員が集いこの会を行っております。
いまはいらっしゃらない方々の写真の前で手を合わせ、ありし日の笑顔に思いをはせます。

クリスマス会

こもれびの郷では、季節を感じる行事を毎月行っておりますが、十二月はクリスマス会が行われました。
感染症対策などの観点から集合しての行事とはせずに、
四箇所のユニットを男性サンタと女性サンタとトナカイさんがまわるという形式をとりました。

利用者の皆さまは、当然サンタが誰かがわかっておられるのですが、
雰囲気のある衣装に満面の笑みを見せて下さいました。

ボランティア募集

こもれびの郷では、毎週火曜日と木曜日にボランティア喫茶を行っております。
午後２時から３時までの１時間が開店時間となっておりまして、
お出しするメニューは、コーヒーと紅茶で、それぞれにお菓子がつきます。料金は無料です。

また、火曜日と木曜日は、レクリエーションの日にもなっておりますので、
音楽、映画、書道、手芸、ゲームなどの各種活動に参加される方が、
参加の前後にお立ちよりいただいております。

運営は職員もサポートしておりますが、基本的には地域のボランティアさんにお願いしております。
平成十三年に開店してから昨年で十年となりましたが、
最初の年からずっと参加していただいている方もおられ、長年のご協力に職員一同大変感謝しております。
今後ともこもれびの郷における地域の方々と利用者皆さまの交流の場として盛り上げて参りますので、
是非ご参加くださいませ。

こもれび短歌教室

　日の本の　日輪おろがむ　朝の来て

　　　拍手ひびけと 　新玉の年　　　　　　　　　　　　　裕瑞

１月の予定