特別養護老人ホームこもれびの郷広報:こもれび新聞

■ 2017年04月号 ■

職員育成研修の重要性 施設長 宮林大輔

福祉専門職として仕事をするからには、知識や技能を学び、更にそれを常に最新の社会動向や環境に合わせて改めていく(バージョンアップ)必要があります。そしてその為に有効な手段が研修や講習ということになります。こもれびの郷ではこの為に職制の内に「職員育成プロジェクト」を組織し、新人職員の育成から資格取得、そしてその後の業務習熟度の効果測定までを幅広くサポートしております。

また、そうした施設内の取り組み以外にも外部の研修にも積極的に職員を派遣しております。今回はこのキャリアアップに応じた研修の概要をご紹介します。

<初級研修の例>

・ON・OFFJTによる業務習得

・1・2・3セミナー(講師招聘)

・人権研修Ⅰ

・認知症介護基礎研修

・介護職員実務者研修

<中堅職員研修の例>

・介護技術指導(専門教師招聘)

・中堅職員セミナー(講師招聘)

・人権研修Ⅱ

・認知症介護実践者研修

・提携他法人体験研修

<リーダー職員研修の例>

・リーダー職員研修(講師招聘)

・認知症介護指導者研修

<その他研修の例>

・感染症・自己防止対策研修等

・医療・ターミナルケア研修等

・テーマ別外部研修等

・介護福祉士受験対策講座

その他にも社会情勢によって随時行なわれるものも多数あります。施設によっては職員を研修に出すことで、職場の人員に欠員が出ることを恐れ前向きでない場合もありますが、こもれびの郷では「研修を通して得るもの」が日常の業務の質を高め、そして社会人としての資質の向上にも繋がると考え、積極的に研修機会を用意しております。

短期入所について 生活相談員 増田あやの

生活相談室にて短期入所(ショートステイ)の担当をさせていただいております。短期入所ご利用の目的は、もちろん利用者様ご自身で利用希望される方もいらっしゃいますが、ご家族様の予定や休養など理由は様々と思います。その様な中で私が心がけている事は、楽しく安心してお過ごしいただけるようサービスを提供するという事です。

まず送迎について、短期入所の始まりと終わりの重要な部分ですから、安心してご乗車いただけるような運転を心がけております。通る道はなるべく曲がりくねったりデコボコしていない道を選びますが、渋滞がお嫌いな方には裏道を使うなど利用者様にあわせて工夫をしております。

到着後のサービスご利用中(滞在期間中)は安心して楽しくお過ごしいただけるよう心がけております。こちらに関しては、各部署の職員の協力があってこそですが、ある方は入所されている奥様にお合いになるのを楽しみに来園されます。難しい場合もありますが、可能な限り行事にご参加いただき、大切な方との思い出作りのお手伝いをさせていただいております。

また、ご利用者様の中には心配事で何度も相談室を訪ねて来られる方もいらっしゃいます。その様な場合にはまずお話を伺い、ご説明をさせていただくのですが、日によっては何度もいらっしゃる方が居られます。その方にとっては毎回が初めて訪問ですから、私も毎回始めての様に対応させていただいております。

退所時にはご利用中のご様子が分かるよう、各部署が協力して報告書と行事のお写真をお渡ししています。こちらも現場の協力があってこそですが、ご家族様にも少しでも利用中のご様子が伝わればと思い、行なっております。(お写真は難しい場合もありますのでご了承下さい。)

今後も皆様に安心して楽しくお過ごしいただけるよう、努力してまいります。今後ともよろしくお願いいたします。

桃の節句 管理栄養士 小野澤ななえ

東京でも桜の開花宣言がされ、春本番まであと少しとなりました。桜以外にも、あちらこちらで花が咲き新芽が顔出し、春の息吹を感じられます。

去る三月三日は桃の節句という事で、季節を感じられる御食事にしました。菜の花と錦糸卵で飾った「菜の花ちらし寿司」に、手作りのカードを添えて提供しました。菜の花の緑色と錦糸卵の黄色で、まさに春色の見た目でしたので皆さん口々に「綺麗ね」「春らしいね」と、おっしゃっていました。食欲は見た目も影響するというのを改めて実感するほど、皆さん普段以上に召し上がりが良く、普段は食の細い方でもペロッと完食されていました。反応が良かったので、作り手として嬉しい限りでした。

また、三月の郷土料理は北海道で愛されている「鮭のちゃんちゃ焼き」でした。野菜をたっぷり入れるので、ダシが出て美味しく出来ました。今回は、柔らかくて甘味の強い春キャベツを使用したので、適度な甘さの優しい味に仕上がりました。郷土料理は提供する度に利用者同士や職員等で会話が盛り上がり、「次回は、○○県の物を作って欲しい」とリクエストも頂くほどです。これからも、様々な郷土料理を取り入れていこうと思います。

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喫茶ボランティア再開

インフルエンザなど感染症の流行時期は、大勢の方が集まる行事や喫茶店の営業を中止しておりました。この度、流行が終息しましたので、四月より再開いたします。登録中のボランティアさんはもとより、ご興味をお持ちいただいたご新規の方も是非、お気軽のご参加下さい。
内容は、コーヒー紅茶の準備、お席へのお運び、食器洗い、お話のお相手等です。<ホーム喫茶再開日>
・4月6日(木)午後2時~3階ホールにて

4月の行事・レクリエーション活動

1 療法士指導 11 アロマクラブ 21 理容、手芸クラブ
2 12 傾聴ボランティア 22 療法士指導
3 お花見週間~俳句川柳クラブ 13 喫茶、ういんぐす公演 23
4 大久野病院演奏会、サックス演奏会 14 理容 24 小さな音楽会、青蛾珈房
5 15 療法士指導 25 体操クラブ
6 音楽クラブ 16 26 防災訓練
7 理容、華道クラブ 17 手芸クラブ 27 喫茶、フラダンス公演
8 療法士指導 18 アロマクラブ 28 利用者懇談会
9 19 菓子販売 療法士指導
10 茶道クラブ 20 喫茶、書道クラブ 30