こもれび新聞 2008年7月号

 


納涼祭のご案内

梅雨の時期とはいえ、暑い日が続きます。
皆様方におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。

今年も来る8月に、納涼祭を催させていただくこととなりました。
こもれびの郷では、主役である入居者の皆様方に、
落ち着いた雰囲気で楽しんでいただくよう配慮し
毎年午後の落ち着いた時間の中での納涼祭とさせていただいております。

是非お出かけいただきますよう、お願い申し上げます。

日時:8月16日(土)午後を予定
場所:こもれびの郷・3階ホール

つきましては、お席のご用意の関係上ご参加の予定の方は、
その人数をお電話でお知らせ下さい。

電話 042(550)3030


職員研修プロジェクト報告
サブチーフ 佐藤 真弓

職員研修プロジェクトでは、昨年度からの継続で
「ランク別獲得スキル一覧表」の整備を行っています。
その一方で、今年度から平行して「新入職員の新指導方法」
についての検討も始まり、佐藤、伊藤、柿木の3名が作業にあたることになりました。

これは、現在在職中の職員が、業務を覚えていく過程で感じた問題点を整理し、
そしてその問題点を解決していけば、
より密度の濃い新人育成ができるのではないかと考えたからです。

始まった具体的な作業の中では、すでに「業務中には先輩職員に質問が聞きづらいので、
その為の時間の確保の必要性がある。」という解決策が見えてきているものや、
「PC(パーソナル・コーチ=個人指導員)と出勤日や業務が合わずコミュニケーションがとりずらい。」といったシフト上の問題、また「覚える為にメモを取るのだが、
どういうポイントをメモに取ればいいのか分からない。」
といったテクニックのことまで様々な問題が浮かび上がってきました。

この数々の問題点を解決していく為に、私達は「新入職員の日誌制度」を提案しました。
研修期間中の一日の流れ、質問を書いた日誌の提出を義務化し、
それを元に研修体制を整えるのです。

また、それに伴い、基礎研修期間の3週間の中で、最初の2週間をシフト通りの現場研修とし、
残りの1週間を特定の役割を与えられないフリーの勤務とすることも提案しました。
初めの2週間は日誌を書くことで新入職員が自分の問題点を整理し、
残りの1週間でそれまで学べなかったこと、
苦手な業務などをPCと話し合い研修内容を決めるためです。

今後は「よくある質問」やQ&Aも作成していき、
よりよい新人研修システムを考えていきたいと思います。

◆     ◆

※こもれびの郷では、施設におけるその時々の重点課題に対しプロジェクトチームを発足し、
解決や課題達成にむけた活動を行っています。
今年度は職員研修の他に、生活環境向上、入居者整容の各プロジェクトが現在鋭意活動中です。


大切な挨拶
相談課長 藤田 和弘

生活相談室では、今年度の目標の一つに、
すべての入居者に気持ちよい挨拶をするということを掲げています。

その目標を実行すべく、相談室の職員は朝の出勤時に居室を回って、
入居者の皆様に挨拶をしていきます。
笑顔で挨拶される方、必ず握手を交わしてこられる方、遠慮しがちに挨拶される方、
休まれている方、私の声が聞こえるとわざわざ休まれている体を起こして答えようとされる方など、
そこでは様々な入居者の方の様子が見られます。

中には、ご親族の方と思い込まれ目を潤ませながら答えてくれる方、
いつも私が忙しそうなのでここぞとばかりに相談されてくる方など特別なものもあります。
私も入居者の方の生活のご様子は存じ上げておりますので、
それぞれに合った対応をさせていただいております。

目を瞑られている方には、少し体に触れて、寝不足で起こされるのは嫌だろうなと推測すれば、
小さな声で挨拶をします。挨拶一つとっても、本当に様々なものがあることに気づかされます。

こもれびの郷には、職員ハンドブック研修会というものがあります。
毎年、年度初頭に施設長がすべての職員に対して説明していく研修会で、
そこには挨拶という項目もあります。
挨拶は、人と接する上での大切な行為であり、
「情けは人の為ならず」という言葉
(親切な行いをすることは実は自分のためである、打算的でなく・・)がありますが、
挨拶も同じで「挨拶は人の為ならず」ではないかと思います。「人は鏡」「因果応報」。

入居者との関わりだけにとどまらず、職員間または来賓の皆様に対しても、
ただ挨拶をしているのではなく、気持ちの良い挨拶、
そんな職場でなければならないと思っております。

法人の基本理念は「人に優しく」です。
そして、こもれびの郷の基本方針は「常に相手の立場に立って考える」となっております。
すべては「人の為ならず」なのです。


ご家族からのお手紙
入居者S様 ご長男様より

前略お許し下さい。日々母親がお世話になってますこと、心より感謝申し上げます。
私が毎月の会計報告やこもれび新聞を受け取るようになり、
その中でワーカーさんの母に関するコメントを拝見し、
特に先日の母の誕生日の件をご報告いただき、筆を取らずにいられなくなった訳です。
母の外での散歩の写真、ケーキと一緒の写真、とても感動しました。
無表情にも見える母ですが、
きっと心のどこかわずかな一部のどこかで喜びを感じていることと信じております。

それがわかるのは、実は4月の母の誕生日の日に私が訪問した時のことがあるからです。
私が誕生カードを渡したところ、例によって、それが何であるかもわからず無表情でしたが、
唯一反応がありました。それは、そのカードを強く手に持って離そうとしなかった事であります。
母はたぶんローソクがその本体のロウが無くなり、火が消えていくのと同様に、
その命を燃え尽くして行くのかと想像しています。
しかし、今はまだ、どこかに何かを感じるものが残っているのではないかと、私は思っています。
もはやそれが言葉や表情で表すことはありませんが。
そう思う時、遠く離れた自分にやや自責の念を持つ訳ですが、
ワーカーさん達のような優しい方に日々見守られている事で、少し罪の意識が軽くなる訳です。
本当にありがとうございます。何かありましたら、ご遠慮なく私にお電話下さい。
今後とも母の命の火が消えるまで、一つ、どうかよろしくお願い申し上げます。
最後に、あまりにも取り止めのない手紙になってしまった事におわび申し上げ、
筆を置かせていただきます。

◆    ◆

今回、お手紙をいただいたS様には、ご了解をいただいた上での掲載となりました。
本来ですと、個人的なお気持ちを記したものですので公開するのは憚られるところです。
しかしながら、この内容が我々を勇気付けるものでもあり、
またご家族としての立場を臆することなく語られた言葉の一つ一つが
我々の責任を再確認させるものでもあったため特別に掲載させていただきました。
ご家族様のご期待に添える様、またお力になれる様に引き続き我々は努力してまいります。


今月のバースデー企画
くぼたさんとのぐちワーカーが誕生祝いにイオンモール日の出に行ってきました。
ショッピングとお食事を楽しまれ楽しい一日になりました。


針付き採血器について
看護師 吉田 大 

全国の医療機関や健康イベントで「針付き採血器」の使いまわしが相次ぎ発覚しています。
新聞の調査によると多くの都道府県で同種の事例があり、
使い回しの対象者が多数に上ることが分かったそうです。

こもれびの郷では、糖尿病のある方を対象に医師の指示にもとづいて
月1回程度の血糖値測定を行っています。
この時使用する微量採血器具は針だけでなく、
針周囲の皮膚に触れる部分すべて1回ごとに使い捨てで
交換するタイプのものを使用していますので、
この検査による感染の心配はありません。ご安心下さい。


こもれび短歌教室

 おもむろに うつろになりぬ 往く河の 光り澄みたる 静かな涅槃    裕瑞

君ゆきて 二度と あわれぬ 吉野川    辻内さん


21月散歩・お話クラブ

30水理容
防災訓練

7月の行事
1 喫茶
ゲームクラブ
11
2 菓子販売 12 理学療法士指導 22 喫茶
ゲームクラブ
3 喫茶
音楽クラブ
☆お好み食☆
13 緑庵こもれび喫茶
迎え火
23 入居者健康診断
果物
4 華道クラブ 14 コーラス教室 24 喫茶
書道クラブ
5 理学療法士指導 15 理容
喫茶
ピアノ演奏会
25 訪問美容
体重
6 入浴あり 16 菓子
お楽しみツアー
26 茶道クラブ
理学療法士指導
7 理容の日
夏物衣類販売
17 喫茶
音楽クラブ
27 入浴あり
8 喫茶
ゲームクラブ
18 手芸クラブ 28 散歩・お話クラブ
9 果物販売
お楽しみツアー
19 理学療法士指導 29 喫茶
手芸クラブ
10 喫茶
大正琴里の会
20
31 喫茶
映画
☆お寿司の日☆