広報こもれび新聞２０１１年４月号掲載

■２０１１年４月号

東北関東大震災 について　

三月十一日の大震災で被害に遭われた地域の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
こもれびの郷では、被災された地域の福祉に貢献すべく玄関にて募金を行っておりますので、
ご賛同していただける方はよろしくお願い申し上げます。
また、被災地域の高齢者の方を都内でお受けする計画も都や秋川流域でもすすんでおりますので、
時が来たらご協力申しあげる次第です。

さて、震災のこもれびの郷における影響ですが、地震による直接的な被害はございませんでした。
しかしながら、その後の計画停電では、入浴を清拭に代替えさせていただいたことがございました。
また、燃料不足の折には給湯設備が使用不能になりご迷惑をおかけしました。
３月３１日現在では、産地の被災により、食材の納品に未だにかなり影響が出ております。
これらのことは、今後もまだまだ続く可能性がございますし、
ましてや今夏は計画停電が予想されておりますので、
様々利用者の皆様にはお願いすることがあろうかと思います。どうかよろしくお願いいたします。

平成二十三年度施設運営について　

１　事業収支について

介護報酬の改定前の最後の年となります。
増え続ける社会保障費は国家予算の重荷になっており、
更に今回の震災の復興費用のことなどを考えると
次期改定は減額も覚悟しなければならない状況となっております。
そうしたことを見据え、今年度は質の高いサービス提供に裏付けられた
確実な収益確保が至上命題となっております。

２　人材確保と育成について

今年度は大学卒の新規職員を六名新規採用いたしました。
こもれびの郷としても一度に六名の採用は過去に例がなく、新しいチャレンジとなっております。
介護福祉士とは違い専門性のスキルで劣る部分は確かにあるのですが、
「仕事をする。」という高い使命感は頼もしい限りです。
こうした若者が今年度は日本中に誕生していると聞いております。
経験を積んだ彼らが、五年十年先の日本の福祉をけん引していくことは予想に難くありません。
個人コーチ、職員育成プロジェクトを中心に彼らをバックアップしてまいります。

３　施設整備について

大震災の影響で流動的ではありますが、
建築後２０年を迎える平成２６年までに都の補助金を活用した大規模修繕を計画することとなりました。
この為、構造体に手を加えるような大掛かりな改修は、今後３年間は行いません。
しかしながら生活必需のエアコン等は個々に対応してまいります。

新たな年度が始まりました。利用者、ご家族の皆さま、サービスの質の向上、
環境の改善に本年度も誠心誠意取り組んでまいりますのでご理解とご協力の程よろしくお願いいたします。

利用者懇談会　

こもれびの郷では、毎月、利用者の皆様との懇談会を開催しております。

通常月は施設長、介護課長、相談課長、管理栄養士、ケアマネージャー等が参加しておりますが、
隔月で第三者委員の先生方も参加されております。
先日はあきる野市在住の福祉分野の学識経験者である橋本氏にご参加いただきました。

司会は相談課長が行い、まずは施設からの今後の予定やとりくみなどの説明を行います。
その後は利用者の方々からの質問などを受け付けます。その場で回答できることには回答し、そうでないものはお預かりして後日回答をご本人様にお伝えするようにしております。

音楽ボランティア募集

コーラス教室（指導・遠藤先生・月２回・月曜日）
音楽クラブ（指導・越智先生・月２回・木曜日）
小さな音楽会（指導・小笠原先生、瀬野先生・月１回・火曜日）
ギター演奏（よしおか先生・月１回・主に金曜日）
の音楽系クラブ活動への参加者を外部より募集しております。

利用者の皆さんと一緒に唄っていただくのも結構ですし、
歌集のページをめくっていただくだけの参加でも結構です。
もし得意な楽器があれば、一緒に演奏していただくのも素敵かもしれません。
ご興味のある方は是非、お問い合わせください。

電話・０４２（５５０）３０３０　担当・施設長まで。

４月の予定