広報こもれび新聞２０１７年７月号掲載

こもれびの郷の自衛消防隊が、六月に行われた地域の自衛消防訓練技術審査会に参加しました。
この会は各事業所の消防隊が模擬的に行なう火災の発見、連絡、消火などの一連の動きを審査するものです。今回は市役所やイオンモール、同業の福祉施設など計十八チームが参加し、三つの部門でハイレベルな争いを繰広げました。

残念ながら入賞とはまいりませんでしたが、大会関係者からは、「あと少しで入賞だった。」とのお言葉もいただくほどの充実した内容となりました。
私達の職場は、利用者様をお預かりする施設ですので、完全に仕事から離れて朝から晩まで練習するということは敵いませんので、これはとても誇るべき結果であったと思います。参加目的である、職員の防災意識の醸成、専門知識の吸収も十分に果たせたと確信しました。

今年もドッグセラピーが始まりました。動物の持つ癒しの力を借りて、利用者様も、そしてついでに職員も元気になってしまおうという企画です。

毎月開催ですが、協力店の日の出町にあるNIKODOGSさんとこもれびの郷、交互に会場になっております。毎回参加者はほっこりとした気分に満たされています。

ギタリスト星肇さんの定期公演が行われました。今回は音楽仲間の橋本さん、菊池さんも加わり唄ありトークありの楽しいステージとなりました。

ギターを変えたり、衣装に工夫があったりと観客へのサービス精神に利用者の皆様はアンコールの嵐で応えていらっしゃいました。

私はもともと福祉関係の仕事に就きたいと思っておりましたが、その夢は漠然としたものでした。そんな時、大学内で認知症サポーターという活動に出会いました。その活動を通して様々な事を学び、もっと深く関わりたいと思い特別養護老人ホームへ就職することを決めました。

そして、就職活動を始めて一番最初に見学させていただいたのがこもれびの郷でした。それまで私が想像していた介護施設は暗く、ただの宿泊施設でしたが、こもれびの郷は全く違い明るく笑顔が絶えない、きらきら輝いている場所でした。ひと目でここで働きたいと思いました。

働かせていただいて三ヶ月が経ちました。物忘れ等が多く先輩方にはご迷惑をかけてばかりで、その都度気にかけてアドバイスをして下さる先輩方には感謝しきれません。日々勉強の毎日ですが、笑顔と元気を絶やさずこれからも頑張っていきたいと思っております。

<施設長より>
Ｙさんは、大学では文学部で学ばれましたが、幾つかのきっかけを経て福祉を志し、こもれびの郷に就職されました。笑顔で頑張る矢澤さんは、先輩職員に「私も頑張ろう」と思わせてくれる努力家です。

在学中に初任者研修の資格も取得されましたので、今後はこもれびの郷の育成プログラムに沿って２年後の国家資格「介護福祉士」試験を目指すこととなります。